異業種交流博士見山敏のきらめきコラム

 

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見山敏のきらめきコラム

見山敏のきらめきコラム バックナンバー vol.1〜vol.13

vol.13 やわらか頭をつくろう

 「金がないから成功できないのではなくて、アイディアがないから成功できないのだ」・・・・・これって結構、私の好きな言葉ですね。

 実際、ビジネスはお金があるから成功できるというものではありません。つまり資本さえあればなんとかなるという考え方は間違っているのです。

 何と言っても、商売は「無から有を生み出す」が大原則です。

 いろんな成功者の話を聞いてみると、お金がない時ほど、ヒット商品や、ヒットビジネスモデルを生みだしているのです。

 「窮すれば通ずる」・・・つまりせっぱつ魔力という不思議な力が、私達人間には全て備わっているようです。つまり「ないないづくし」の中から、創意工夫が生まれるのでしょう。

 しかし、窮すれば潰れてしまっては元も子もなりません。切羽詰まることによって、「真剣」になることは大事ですが、「深刻」になってしまっては、返って逆効果です。

 成功できるかどうかは、究極は「何が求められているかをキャッチする能力」です。そのためには、心に余裕がなければなりません。そのためには、深刻になってはいけないのです。暗くなってはいけないのです。適度のプレッシャーは必要ですが、強度のストレスを感じては、アイディアが浮かばないのです。

 その昔、日本経済新聞が成功者をインタビューして、成功者の特徴を一言で表しました。それは「明るく、元気、遊び好き、欲が深くて、ええ加減」というものです。

 いかがですか?そこには悲壮感も深刻のかけらもない人物像が浮かび上がるのです。

 私達、日本人は昔から「勤勉実直」を美徳としてきた風潮があります。ましてビジネスの世界であまりはしゃいでいると「真面目にやれ」なんて叱られてしまいます。ところがこの「真面目」の中からは、独創的なアイディアはなかなか生まれにくいのです。

 先日、NHKスペシャルで、「笑いとビジネス」というテーマで特集がありました。 職場の中で笑いを取り入れて、従業員の頭を「やわらか頭」にすることによって、業績がグングン上がって行くのが、とても面白いですね。


vol.12 逆転の発想・・・損して得取れ

 情報24ネットの読者の方なら、もうすでにご存じの方も多いと思いますが、最近「ただビジネス」というのが大流行です。

 私はよく出張に行くときに東京駅に行きますが、丸の内線からJRに乗り換える時に、あるフリーペーパー(ただで配る小冊子)の棚があるのです。 なづけてR25。団塊の世代の私達にとって、この小冊子は文字がこの上なく小さくて見づらいのですが、あっという間になくなるのです。 以前はよく手に入れることができたのですが、このところあっという間になくなって、ほとんど手にすることはできません。

 リクルート社が出した今25歳を中心とする団塊ジュニア向けの雑誌で、私が読んでもおもしろくてためになる優れものです。 首都圏だけですが、何十万部と発行しているそうで、その編集から印刷、そして配達などのコストを考えたら大変なものですが、タダなのです。当然、収入の源泉は広告。しかも団塊ジュニア向けということで、広告主も的を絞りやすく、訴求効果があるということで、続々スポンサーがつくそうです。

 そういえば、私が出している機関誌ソフィアもフリーペーパー。2ヶ月に1回無料で10、000部近く、郵送しておりその郵便代だけでもバカになりません。でもこのおかげで私のことをファンは忘れません。そして思い出したように再講演依頼が来たり、新しい本や商品を買って下さいます。そして何よりも嬉しいのは、この機関誌をどんどん新しい人に配ってくれるのです。

 これをDMという広告を送っているとそうは行きません。私からの情報誌、機関誌だからいいのです。読んで下さる方がためになり、元気になるメッセージだからいいのです。まさに損して得取れですね。

 その損して得取れで、今一番流行っているのが、インターネット無料電話のスカイプです。世界中どこでも何時間話してもタダだからこれはすごいですね。だからあっという間に加入者は、全世界で600万人。それでも通話料の収入はゼロ。ではどのようにして収益を上げているのでしょう。そうです。スカイプから一般電話、あるいは携帯電話にかけると有料になるのです。その需要が5%近くあるのだそうです。600万人の5%で30万人。これだけの顧客リストがあるなら、今後どんなビジネスだってできそうですね。


vol.11 見込み客をお客に育てよう

 見込み客づくり、すなわち人間関係づくり、友達づくりと申しあげましたが、かと言って、ただの友達になってしまったのでは、商売になりません。なんと言っても、目標は見込み客をいかにお客になってもらうかという1点です。

 ここらあたりの兼ね合いがむずかしいところですが、あまりに売り込み、売り込みでアプローチすると、相手は心を閉ざしてしまいます。それが原因で、人間関係がこじれてしまっては、元も子もありません。

 しかし、人間関係を重んじるばかりに、ただの友達、ただのいい人になってしまっては、ビジネスにはなりません。

 最もうまい方法は、売り込まなくてもお客にしてしまうことです。その方法とは、ズバリ相手に欲しがらせるという方法です。

 販売とは、つまり相手の潜在需要を起こさせ「欲しい!」と思わせる一連の行為と言ってもいいでしょう。

 人がいったん欲しくなったら、もうどうにも止まりませんね。その欲しがらせることに長けている人が、名セールス・パーソンなのです。

 欲しがらせるには、どうすればいいでしょう。その宝は、あなた自身の中にあります。あなたがどんな時、欲しくなるのか、よく研究すればいいのです。

 テレビ・ショッピングを見た時、新聞のちらしを見た時、町を歩いている時、ウインドショッピングで、何かを欲しくなった時、なぜそうなったのかを深く観察するといいのです。

 この世の中は、広告宣伝であふれかえっています。それにかけるお金と言ったらそれこそ莫大なものです。それはつまりそのくらいお金をかけて、どの広告が有効で、どの広告が有効でないか、多くの会社や個人が、壮大な実験をしてくれているのです。しかも、それをあなたのために・・・。

 そう考えた時、広告やコマーシャル、あるいはちらしに対する関心や興味が、俄然高まってくるのです。今まで、消費者としてなにげなくながめていたのが、今度は広告主として、それらを見るようになるのです。

 どんなものでも、まず学ぶことから始まります。学ぶとは、まねぶ、すなわち真似るというところから来ています。「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」では、ないですが、数をこなせば、あなた自身が目利きになるのです。


vol.10 見込み客を蓄積しよう

 販売なくして経営なし。これが私の持論です。どんなにいい商品、いいサービスがあっても、それを販売することができなければ、たちまち経営は行き詰まりです。

 ややもすると技術立国「日本」と言われるだけあって「とにかく、いいものさえつくっておれば、売れるんだ」という感覚の経営者の方が多いのには、驚かされます。売る努力や、売る仕組みをつくることに、時間もエネルギーもかけないどころか、関心も示さないのです。

 やはり技術者社長と呼ばれるだけあって、技術には関心があるが、販売には関心がないのです。
 販売、ひとことで言えば、人間の心理学です。技術者だから物には関心があっても、人間には関心がないのかも知れませんね。きっとそういう方は、奥さんにも関心がなく、ご夫婦の間も冷え切っていることでしょう。

 さて、販売において一番大切なことは、見込み客をどれだけ蓄積しているかということです。見込み客を無尽蔵に持っているセールスマンは、永遠に不滅です。では見込み客とは一体何でしょう。つまりまだお客になっていない人です。将来、お客になる可能性のある人です。しかし何らかのコンタクトはある人です。

 言い換えれば、友達ということです。つまり優秀なセールスマンは、知人、友人という見込み客が多いということです。人間であれば、どんな人も衣食住、ほとんど同じような生活をします。となるとどんな人も将来、あなたのお客になり得る可能性があるのです。見込み客というとすぐに、商品やサービスを売り込まなければならないと錯覚してしまうところから、販売に対する過ちが起きます。ややもすると、販売とかセールスというといいイメージを持っていない人がたくさんいますが、それは常に人に売り込まなければならないのがセールスだというまちがったイメージを持っているからです。

 トップセールスの人ほど、売り込んでいないのです。売り込まなくても、相手から欲しくなってくるのです。その相手、つまり見込み客がたくさんいるから、いい成績を上げ続けることができるのです。

 とにかく友達づくりという人間関係上手になることが、販売の始まりです。


         
vol.9 売れる商品と売れる仕組み その3

 こんにちは。ミスター大丈夫こと見山敏です。講演家、著述家、組織活性化コンサルタントなどを生業としております。そして「商売大好き」人間です。

 俳諧の世界で「不易流行」という言葉があります。つまり「変わらないもの」と「変わるもの」という意味です。
 さて、売れる商品としては、ベストセラーとロングセラーがあります。
 過去、ベストセラーとなった商品では、古くは、だっこちゃんとかフラフープ、通販の世界では、ぶら下がり健康器具やルームランナーなどがあります。ところが今では、陰も形もありません。
 一方、ロングセラーと言えば何と言っても、味の素やカルピス、正露丸などがあります。もちろん他にもたくさんありますが、これらの商品は今なお、根強いファンを 持っています。

 一言で言って、ものめずらしさも手伝って、一気にブームになり、ベストセラーになったものは、一気に消えていく運命にあり、じわじわ市場に浸透したものは、ロン グセラーになるようです。その違いは、一体なんなのでしょう。
 それは、人間の集合無意識と超意識に関係しているのではないかと思うのです。 (急に、ユングの深層心理学の話になり恐縮ですが・・・・)

 つまりベストセラーは、その時代の人間の集合無意識にヒットしたものであり、ロングセラーは、もっともっと上位にある、人間の集合意識を越えた普遍的な超意識か ら来たものではないかと思うのです。
 つまり人間の集合無意識は、時代、時代で変わるものであり、まさに「不易流行」でいうところの「流行」の部分であるのです。
 一方、超意識は永遠不変のものであり、「不易流行」の「不易」に相当するもので す。

 ちなみに、大辞林で「不易流行」を調べてみると・・・「新しみを求めて変化して いく流行性が実は俳諧の不易の本質であり、不易と流行とは根元において結合すべきであるとするもの」とあります。
 つまり「変わるもの」と「変わらないもの」の両面を追求していくと、ベストセラーであり、かつロングセラーの商品が生まれるということです。


vol.8 売れる商品と売れる仕組み その2

 こんにちは。ミスター大丈夫こと見山敏です。今回もよろしくお願いします。
講演家、著述家、組織活性化コンサルタントなどを生業としております。そして「商売大好き」人間です。

 20世紀の高度工業化社会の到来により、生産技術は飛躍的に高まり、その結果、私達の身の回りには、物が有り余るほどあふれかえっています。まして最近では「安かろう、悪かろう」と思われていた中国製品ですら、品質の面では、驚くほどよくなってきました。
 
 つまり「いい商品を、安く」というのは、もう当たり前になってきたのです。そんな中で「売れる商品」というのは、一体何でしょう。ズバリ一言、物余りの時代の売れる製品は「感性商品」つまり感動を与える商品と言えるでしょう。

 商品の機能はもうどこのものも、そんなに遜色がないのですから、後は感性で勝負するしかないでしょうね。まして消費の大半は女性が握っているのですから。(デパートに行ってみて下さい。男性用商品を扱っているスペースの少ないこと。ちなみに新宿の南口に高島屋ができました。その関係で新宿の人の流れが急激に変わってきています。そしてその高島屋では、男性商品の取扱いを止めたとかいうウワサも立っているくらいです)

 女性は男性よりも、商品購入に際しては理性よりも感性を重んじます。その証拠に女性の日常使う言葉を観察してみて下さい。「素敵!!」「かわいい!!!」「気持ちいい!」・・・そんな言葉の連発です。商品の機能がどうだとか、中の仕組みがどうだとか、どのような仕掛けで動くのかなんていうことは、ほとんど興味がありません。

 ややもすると技術立国と呼ばれて久しい日本の経営者達、とりわけ技術畑出身の経営者は「とにかくいいものをつくれば売れるんだ」という幻想をいつまでも持っている限り、たちまち窮地に立たされるのです。 文明が成熟してくればくるほど、女性の地位が上がってきます。そうなればなるほど、感性商品が売れる商品になってくるのです。


vol.7 売れる商品と売れる仕組み その1

 こんにちは。ミスター大丈夫こと見山敏です。今年もよろしくお願いします。
講演家、著述家、組織活性化コンサルタントなどを生業としております。そして「商売大好き」人間です。

 国家財政の破綻時計ってご存じですか?700兆円を越える、天文学的な財政赤字を抱えた国や自治体は、もうどうしようもないほど死に体に近づいています。何と金利負担で、1秒間に100万円以上の借金が増えて行っているというのです。

 それもこれも今まで全く金銭感覚のな役人達が、やらなくてもいいような無駄を底なし沼のようにずるずるとやり続けて来たからです。

 今こそ、オーナー感覚を持った経営者が立ち上がらなくてはなりません。やはり自分で金を稼いだ者しか、本当の金銭感覚は身に付かないのです。

 そんな背景から、とうとう政府もお手上げ状態となり「もう国では国民の老後ま
で面倒見切れません。だからみんな各自自分の生活は自分たちで何とかして下さい」と
いうことになったのです。それが小泉さんのいう「官から民へ」のかけ声の本音だと思うのですがいかがですか?

 政策にもそれがみえみえです。一昨年から、有限会社も株式会社も資本金ゼロで設立できるようになったことは周知の事実ですね。しかし一文もなくても会社が設立
できても、それは形だけのものでしかありませんね。

 いずれにしても今のご時世、今までのように国や会社に頼って生きることは、大変リスクの高いことになってきました。 政府に言われなくても、自分たちの生活は、自分で守っていくしか他に方法はないようです。つまり自助独立の生き方をすること、これが求められるのです。

 しかし実態はなかなか難しい!その証拠に毎年毎年、会社の創業よりも廃業の方が多いのです。事業を発展させる絶対条件をあげよと言えば、私は次の二つを上げたいと思います。

 それはずばり「売れる商品」と「売れる仕組み」です。 ややもすると、技術立国一辺倒できた日本人は「売れる商品」をつくるのは上手ですが「売れる仕組み」づくりが苦手のようです。つまりいくら「売れる商品」をもって独立開業しても「売れる仕組み」をつくらないと、たちまち廃業ということになるのです。


vol.6 右脳に訴えて売れ

 こんにちは。ミスター大丈夫こと見山敏です。
講演家、著述家、組織活性化コンサルタントなどを生業としております。そして「商売大好き」人間です。

 時代は、ハードからソフトの時代へ。あるいは「もの」を売るのではなく「ものがたり」を売れというキーワードで、このメルマガを連載しています。

 実際、これだけ豊かな国になってしまった日本においては、「もの」はそれこそありあまっているのです。「いいものをつくればいい」という時代は、とっくに終わってしまったのです。

 さて今度は、横浜のみなとみらいでのお話です。コンサートなどのイベントが終わって、人がぞろぞろ帰る時に、各レストランは集客に苦心していました。なぜなら、レストラン街は、その通り道ではなく、階が違っていたのです。

 通り道には、広告用に掲示板があるのですが、そこに各レストランがポスターを貼って集客しているのです。

 しかしその中で、一軒のレストランは、いつも長蛇の列をなしているのです。その理由は、その掲示板に貼ってあるポスターが、他のレストランとは、ひと味違っているのでした。

 他のレストランは、写真入りのメニューを羅列しているだけのポスターで、よくどこにでもあるようなものです。 ところが、このレストランのポスターは、バーンと大きく、素晴らしい夜景の写真が載っているのです。(実際、みなとみらいの夜景は素晴らしい!!!)

 そして、その夜景の写真の下には大きくこう書いているのです。「このレストランからの素晴らしい夜景は、無料です」・・・と。

 コンサートの後、ロマンティックな雰囲気になったカップル達が、このポスターを見ると、すっかり頭の中では、右脳優位になり、その素敵な夜景のレストランで、恋をささやきあっている自分たちを想像しているのです。

 そして、もうすでに「ものがたり」が始まっているのです。



vol.5 感動の「ものがたり」は、クチコミで広がる

 こんにちは。ミスター大丈夫こと見山敏です。
講演家、著述家、組織活性化コンサルタントなどを生業としております。そして「商売大好き」人間です。

 ディズニーワールドは、数あるテーマパークの中でも一人勝ちです。そこには、数あるいろんなノウハウもあると思いますが、何より感動の「ものがたり」があり、それがまた口から口へと広がっていくのです。

 こんな「ものがたり」があります。ディズニーシーの入口には、噴水があります。その噴水の前で若い男女が語らっていました。ところが女性がその噴水の池をのぞき込んだ拍子に、イヤリングを落としてしまったのです。

 困ったカップルは、すぐに従業員(ここではキャストと呼んでいます)に助けを求めたのです。
するとキャストは「大丈夫です。お任せ下さい。携帯の番号をお教えいただければ、見つかり次第連絡します」と伝えたのです。

 このカップルは、安心してアトラクションへ向かったのです。しばらくすると、携帯に電話が入り、噴水に戻ると、そのイヤリングをちゃんと見つけてくれ、綺麗に洗ってくれて返してくれたのです。

 感動した彼女は、そのキャストに聞いたのです。「どのようにして見つけたのですか?」と。するとキャストが答えた回答は「だって、ここは魔法の国ですから」・・・と。

 何と素敵な回答ではないでしょうか?(実際のところは、ダイバーを雇って探したのですが・・・)この粋な、回答が感動を呼び、また新しい伝説をもたらしたのです。そしてこの「ものがたり」が次から、次へと広がっているのです。このクチコミこそ、商売の最も強力な武器なのです。


vol.4 女性の時代こそ「ものがたり」の時代

 こんにちは。ミスター大丈夫こと見山敏です。
講演家、著述家、組織活性化コンサルタントなどを生業としております。そして「商売大好き」人間です。

 「もの」から「ものがたり」の時代へというテーマで話を続けます。

 暑い、暑い、夏が終わりました。そんな中でアテネオリンピックは、猛暑を吹き飛ばしてくれるほど、私達をわくわくさせてくれました。メダルラッシュに沸いた日本人選手団の活躍は、まさに女性パワーの炸裂とも言えるものでした。

 時代は今、完全に女性の時代になっています。平和な時代は女性の時代と昔から相場が決まっているように、今、日本社会では、女性が大活躍です。その陰で男性が、しょんぼり・・・まして今まで「ものがたり」ではなく「ものづくり」で
日本を支えてきたおじさん達が、元気を失っています。

 小学校の子供達へのアンケートがあります。「大事なものは何?」って聞くと、男の子は決まって、野球のグラブとかサッカーボール、あるいはゲームマシーンなどをあげるそうですが、女の子はアルバムとか、日記、あるいはプリクラの写真帳をあげるそうです。つまり男の子は「もの」への執着が強く、女の子は「思い出」などのような「ものがたり」が好きなようです。

 それは大人になってもそうで、一頃流行ったトレンディードラマも、その多くの視聴者は女性です。また今、熟年女性を中心に、大ブレークしている「冬のソナタ」略して「冬ソナ」現象もまさに「ものがたり」志向の女性を、それこそ物語っています。

 8月号で述べたように、GDPの半分は個人消費、しかもその個人消費は、そのほとんどが、女性が消費していると言っても過言ではないのです。何しろ、昔から「男は稼ぎ、女は使う」というのが鉄則ですから。とにかく女性は、服にしても化粧品にしても、その消費意欲は男の何倍も・・・です。

 「しゃべる」「食べる」「買う」・・・これを、女性の三大ストレス解消法と私は名付けているのです。

 さて、そんな女性を対象にしないと商売はうまく行かないことは自明の理です。男性の財布のヒモは固い、というより、中身が薄いと言った方が、正解かも知れません(笑)。

 こんなエピソードがあります。若いカップルが銀座のブランド店の店頭でもめているのです。 実は、彼が彼女の誕生日に、彼女の欲しがっていた17万円もする、あるモデルの時計をこのお店に買いに来たのでした。 ところが、彼は買う段になってこう言ったのです。「ここでは定価か・・・。安くならないんだ。だったら新宿に行こうよ。ディスカウントショップなら、10万円で売ってるよ。差額の7万円で温泉にでも行こう!」 彼女は、これに納得がいかないのです。そしてとうとう怒って帰ってしまったのです・・・。

 同じ商品という「もの」であっても、彼女は、特別な日に、特別な人から、特別なシチュエーションでプレゼントしてもらうという「ものがたり」が欲しいのです。

 ただ単に「もの」が安ければいいという問題ではないのです。


vol.3 「もの」から「ものがたり」の時代へ

 こんにちは。ミスター大丈夫こと見山敏です。
講演家、著述家、組織活性化コンサルタントなどを生業としております。そして「商売大好き」人間です。

 先回、GNPの半分を占める個人消費は、完全にソフト化、右脳化しており、ただ、品質がいいからと理由で買うのでもなく、安いからというだけで、買うのでもない時代になったということを申し上げました。

 先日、NHKのご近所の底力という番組で、こんな場面がありました。地元商店街の活性化が確かテーマだったと思います。

 年々売上げが下がっている、あるスーパーの商店主が、何とかしなければならないと、とにかく他店よりも一円でも安く売るために孤軍奮闘中・・・。そして、卵を超安売りの目玉商品としてちらしを播いて集客を計っているのですが、
播いても、播いても客の反応が悪く「まだまだ値下げをしなければ売れないのか?」と悩んでいるのです。つまり必死になって、今までの左脳的なやり方をやろうとしているのです。

 そこでこの番組が、こんなご時世でも流行っているスーパーを見つけました。それは、スーパーの2階にフリマ(フリーマーケットの略)ボックスを儲けたお店です。

 そのボックスとは、近所の主婦達が自分の作品を持ち寄り?自由に展示販売できる空間となっているのです。
作品が売れたら、場所代を引いて即主婦達へ売上代金をキャッシュバック。すると現金を手にした主婦達が、1階のスーパーに行き、財布が重たくなった勢いで、普段以上に贅沢に消費してくれるそうです。

 このビデオを見せて、売上げ不振の商店街近くに住む主婦達に質問したら、もしそんなスーパーがあったら、自分達も参加したいという意見が大勢。そしてその主婦達に「どうして卵の安売りに飛んで行かないの?」と聞いたら、何と「余り安すぎて、腐っているんじゃないの?」と思うのだそうです。

 つまり、店主の思惑と主婦の感じ方が、完全にずれていたのですね。「安ければ売れるだろう」という発想で、まだまだ商売を続けているところも多いと思いますが、それは左脳的な発想です。

 天下のダイエーさんもまだまだその発想から抜け出していないようです。自力更正できればいいのですけれどもね・・・・。一言で言えば、これからは「もの」を売る時代ではなく「ものがたり」を売る時代になったのです。

 「ものがたり」には、感動がつきものです。感動とはまさに右脳的でしょ?同じ安売りでも、100円ショップには「えっ、こんなものも100円で買えるの?」という感動があるのです。ものがたりがあるのです。


vol.2 「時代はソフトの時代」

 こんにちは。ミスター大丈夫こと見山敏です。
講演家、著述家、組織活性化コンサルタントなどを生業としております。そして「商売大好き」人間です。
さて、先月の続きとなります。

 商売は儲からなければ話になりません。で、儲けるためにはまず世の中の流れを知る必要があります。世の中の流れに逆らって商売をしていると、波に乗りきれないサーファーのように四苦八苦するのです。

 さて、今の世の流れを一言でいうとソフトの時代とも言えるでしょう。高度工業化社会の時はハードの時代でした。言い換えれば左脳的な時代でした。とにかくいい品質の物を安く大量につくれば売れる時代だったのです。

 ところが今では、いい品質で安い物が大量にあふれかえっています。一頃、安かろう、悪かろうと言われていたメイドインチャイナの製品にしても、だんだん高品質になってきているのです。

 つまり世界中のどこでもいい品質の物を安く大量に作れるようになってきたのです。ということは、これからは「いい品質の物を安く大量に」なんて発想では、とうてい差別化できない時代になってきたのです。転じて、日本のGNPを500兆円とすると、その中身はこうです。

 そのうちの公共事業が4分の1。そしてBtoBビジネス(企業間取引)が4分の1、残りの半分の部分は個人消費となっています。そしてこの公共事業とBtoBビジネスは、左脳的なハードビジネスですが、GNPの半分を占める個人消費は、完全にソフト化、右脳化していると言っても過言では ありません。

つまり品質がいいから買うのでもなく、それが安いからというだけで、買うのではないのです。そんなのは当たり前なのです。

 その具体例については次回のお楽しみに・・・。


vol.1 「もうお上に頼るのはよそう」

 こんにちは。ミスター大丈夫こと、見山敏です。
講演家、著述家、組織活性化コンサルタントなどを生業としております。そして「商売大好き」人間です。
情報24ネットの読者の方は、経営者の方が多いと思いますので、「儲かる」お話をしたいと思います。

 なんと言っても会社を経営するからには、儲からなければ話になりません。ところが、景気が少し上向いたとは言え、右を向いても左を見ても「儲からない」「儲からない」という話に満ちあふれています。そして「景気回復を何とかしろ」と政府を突き上げたりしているのです。でも、政府にいくら頼っても、所詮あまり効果は無いのです。

 なぜなら永田町、霞ヶ関は経営感覚の全くない人達が集まっているのですから。というより、国の政策を決めているのは、実は官僚というお役人の人達ですから、それはどだい無理というものです。

 その証拠に、役人の人達がからんだビジネスは、例の厚生年金福祉事業団のグリーンピアを始め、第三セクターなど、赤字の垂れ流し放題ですから。所詮、自分の懐が痛む訳ではないのですから、どうしても運営がいい加減になります。

 それだけならまだいいのですが、年金にしても、郵便貯金にしても、官僚の人達が、その積立金を、自分の特権で自由に使えると思っているのですから、もうどうしようもありません。まして、天下りを繰り返し、自分の懐に自由に入るような仕組みをどんどん増殖させてきたのですから、もう呆れるばかりです。

 年金制度一つとっても、国家が運営する「ネズミ講」と言った方がいいのではないでしょうか。まあ、もう日本は、官僚を中心とするシステムはもう完全に腐ってしまったようです。

 これからは、まず経営者なら、国の政策だより、政府だより、つまりお上依存の姿勢からは、きっぱり「おさらば」する時ですね。

 補助金をあてにするのもよしましょう。大体、補助金などがあると、またいろんな不正が起きるのですから、一切止めて欲しいと思います。そして願わくば、いろいろ規制して、お上が商売の邪魔をしないで欲しいですね。

 例えば、今年4月の消費税の総額表示にしても、何で今更・・・やるなら最初からそう言え!といいたいくらいです。将来の増税のカムフラージュとしかいいようがありません。

  と怒りをぶつけても、全く無駄。こんな状況の中で、どうやって儲けを生み出していく行くのかを考えてみたいと思います。残念ながら続きは次回まで・・・・・。




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